私が弁護士になるまで http://www.bunshun.co.jp/cgi-bin/book_db/book_detail.cgi?isbn=9784163747804
菊間 千乃 著 2001年に、菊間さんは『私がアナウンサー』という本を出版しています。「めざましテレビ」の生放送中に五階建てのビルから転落、腰椎などを骨折、三日以内にしびれがくれば一生下半身不随という重傷から一年かけてブラウン管までカムバックするまでを綴った手記でした。手記は、アナウンサーという仕事の奥深さも伝えるものでした。 その菊間さんが、なぜ弁護士をめざすようになったか。 そうした中、全番組を降番というアクシデントに見舞われます。 次第に菊間さんのなかで、人生の選択は、二つに一つしかないことがはっきりしてきます。すなわちフジテレビを退社して、背水の陣を敷き、新司法試験に挑むか。このままアナウンサーの仕事を続けていくか。謹慎期間もとけブラウン管に復帰するようにはなりましたが、二足のわらじでは絶対の受からないという現実に菊間さんはつきあたります。また、弁護士という仕事にどんどん惹かれる自分も感じていました。 新司法試験は法科大学院を卒業後5年以内に三回しか受験のチャンスはありません。三回不合格になれば、一生弁護士にはなれません。会社もやめれば何者でもなくなってしまいます。 それでも、と考えます。40歳までには結論はでる。全力を尽くして挑むべきだ、と。 こうしてフジテレビを退社し、同じように社会人から新司法試験をめざす3人の女性の仲間とともに最難関の試験に挑みます。ぎりぎりの状況のなかの切磋琢磨のなかでこそ生まれた友情、一年目の不合格、そして二年目の合格。一年間の司法研修の実際、そしてその一貫のプログラムとして昔の職場であるフジテレビでの研修。 30代で人生を変える! 挑戦の熱い一冊。
出版社名 : 文藝春秋
出版年月 : 2012年1月13日
ISBNコード : 978-4-16-374780-4
(4-16-374780-X)
税込価格 : 1,260円
最初はアナウンサーの仕事の幅を広げられればといった気持ちからでした。知り合いの弁護士の勧めもあって、新しくスタートした制度である新司法試験制度に対応した社会人向けの法科大学院に通いだします。
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菊間千乃「私が弁護士になるまで」 1/13発売
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