「新喜劇出たい」貴担当部長が春場所PR (日刊スポーツ)
http://www.nikkansports.com/sports/sumo/news/p-sp-tp3-20120208-900729.html
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大阪府庁咲洲庁舎を訪れ、春場所のポスターを広げる担当部長の貴乃花親方(共同)
お笑いの「聖地」で春場所PR!? 大相撲春場所(3月11日初日、大阪府立体育会館)の担当部長に就いた貴乃花親方(39=元横綱)が7日、吉本新喜劇への出演を熱望した。舞台出演で2年ぶりの大阪場所開催をアピールする狙い。吉本興業も前向きで、浪速のコテコテ笑いと角界の大横綱という異色タッグが実現するかもしれない。
2年ぶりの大阪場所を、何としても盛り上げたい。そんな使命感に燃える貴乃花親方の口から、意外な言葉が飛び出した。「吉本新喜劇の話をいただいたら、ぜひとも出させてもらいたい。いいアピールになると思う」。お笑いの“聖地”へのゲスト出演を熱望したのだ。
数々の修羅場をくぐってきた優勝22回の元横綱だけに、舞台度胸は間違いないだろう。池乃めだかにけんかを売られ「今日はこれくらいにしといたるわ」と言われる役がぴったりハマりそう。さらにチャーリー浜の「ごめんくさい、こりゃまたくさい、あーくさ」にコケる…。そんな姿を想像するだけで楽しい。角界関係者の吉本新喜劇への出演はもちろん異例となる。
伝え聞いた吉本興業も歓迎している。吉野伊佐男会長は「直接お聞きしてませんが、ありがたいお言葉ですね。本当なら出番をご用意させていただきます」とコメント。貴乃花親方は「(相撲)協会の許可が下りれば」としており、実現に向けて動き始めている。
同親方は相撲ファンの新規開拓に向けて奮闘中だ。男性向けビジネス雑誌「ゲーテ」に春場所の特集企画を売り込み、この日までにウェブ版での掲載が決定。また女性客の増加を狙い、先日にアイデア披露した「和装での相撲観戦」についても、着物問屋の協力を得て、4日目に約30人の観戦が決まったという。
この日は関係各所へのあいさつ回りを開始し、大阪府庁の咲洲庁舎を訪問。都市魅力創造局の新井純局長に春場所のポスターなどを手渡し「去年開催できなかった分、先発隊として踏ん張っております。ご協力をお願いします」と熱弁をふるった。明日9日には大阪市の橋下徹市長を訪問する予定。「少しでも多くの方が、大阪場所に興味を持っていただければ」。親方が新喜劇の舞台を踏めば、かなりの宣伝効果を得られそうだ。【大池和幸】
[2012年2月8日9時6分 紙面から]
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