評価書郵送:民意無視だ 県庁内で座り込み (沖縄タイムス)
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2011-12-27_27852/
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環境影響評価書提出の動きに、県庁内で座り込み抗議をする市民団体のメンバー=26日午後3時半ごろ、県庁
社会 2011年12月27日 09時34分
米軍普天間飛行場の移設問題で、政府が環境影響評価書を提出するとの緊張が走った26日、県庁には市民団体のメンバーら約300人が集まり警戒。「辺野古移設反対の民意は揺るがない」「評価書を突き返そう」と、激しい怒りが渦巻いた。午後、評価書が郵送されるとの情報が流れると、市民や識者からは「提出することだけにこだわった異常事態」「法の趣旨が踏みにじられた」と一層、不信感が募った。
午前7時45分から県民広場で始まった事前集会。参加者が「怒」と書かれた赤い紙を高く掲げ、評価書を出そうとする政府へ「退場」を告げた。「沖縄に甘えないで。基地はヤマトの皆さんでどうにかして」。普天間の県内移設に反対する「カマドゥー小たちの集い」の知念ウシさん(45)=那覇市=はそう訴えた。
8時を過ぎると、県庁1階の出入り口や評価書受け取りの窓口となる環境政策課の前、地下駐車場に続く通路などにも常時、計150人ほどの市民団体やメディア関係者が待機。名護市辺野古から10人の仲間と駆けつけた當山佐代子さん(67)は「ここが正念場。絶対に阻止する」。
午後になっても沖縄防衛局の動きがつかめず、廊下に座り込んで待ちくたびれた様子の人も。流動的な情報に「いつ来るのか」「郵送したのか」と声が上がり、防衛局職員が「別件」で庁舎内に現れると一時、緊迫したムードに包まれた。
那覇市の坂尾美知子さん(60)は「悪いことだと自覚しているから、こそこそ郵送するのだろうが、県民の怒りを増幅させるだけだ」と批判。沖縄平和市民連絡会の城間勝さん(66)も「民主主義のルールにのっとり、オール沖縄が辺野古への移設に反対だ。実現不可能なことを政府は強行しようとしている」と指摘した。
一方、行政の手続きとして評価書提出を認める仲井真弘多知事に、注文を付ける声も。「基地・軍隊を許さない行動する女たちの会」の高里鈴代共同代表(71)は「辺野古移設ノーを意思表示して選ばれたのに、歯切れが悪い。県民の総意を代表する立場をもっと強固に打ち出してほしい」。
県が午前8時半から午後5時15分までの勤務時間内に限って、評価書を受け付ける姿勢を示したことから、警戒行動は終業時刻に解かれた。
この日3度目の集会があった正面玄関前で、基地の県内移設に反対する県民会議の山城博治事務局長(59)は「たくさんの皆さんが集まり、今日の提出を断念させることができた」と成果を強調。「郵便で送り付ける姑息(こそく)な手段は、われわれのガードをさらに堅くする。明日はより多くの県民の結集を呼び掛けたい」と意気込んだ。
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辺野古環境評価書を発送、政府が沖縄県宛てに(読売新聞 九州)
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20111227-OYS1T00179.htm
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米軍基地移設
政府は26日、米軍普天間飛行場の沖縄県名護市辺野古への移設に向けた環境影響評価書を県宛てに発送した。政府関係者が明らかにした。27日に県庁に届く予定で、政府は県側が受理した時点で評価書の提出手続きが完了したと解釈する方針だ。
防衛省は、沖縄防衛局職員が27日に県庁へ評価書を直接持参することを想定していたが、移設に反対する市民団体などが26日以降、県庁を取り囲む構えを見せたため、断念した。防衛省は「業者が妨害に遭う恐れがある」として、具体的な発送方法は明らかにしていない。
(2011年12月27日 読売新聞)
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やはり防衛省から沖縄県庁への信書という判断になるでしょうから、郵送しかできないでしょう。
速達書留なのかな?
県庁が年末年始の休みの時に防衛省職員が、そっと時間外ポストに入れるというのはどうでしょう?